DARUMA展2013-2014@YONABE GALLERY
YONABE ダルマ展
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伝統工芸+現代芸術=達磨展。 禅宗のみならず宗教、宗派を越え縁起物として広く親しまれている達磨(だるま)。 日本人であれば誰もが目にした事のあるこの達磨(だるま)に、現代アート作家が53名が各々の世界観を落とし込んだ世界で1つだけのオリジナル達磨(だるま)を制作。 YONABE GALLERY1Fにて展示・販売を行う。
Detail
期間
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2012/12/22(日)〜2013/1/5(日)
参加アーティスト(五十音順)
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RE|石原啓行|一航/IKKO.TORCIDA|岩切章悟|YEM | ERIKO ONO|END|岡野真人|岡本あざみ|OKAMOTO|小田原愛美|大窪顕子|鎌倉忍|カツマタ|Kanegoon|狩集広洋|桑幡紀行|越野竜太|GOSPEL| θGLASS|SIGE|澁谷忠臣|SHIRO ONE|SHO WATANABE|SHIN|SHINGO ISHIDA|ZISTA|ZONZAI|TAIKI KUSAKABE|
DAISUKE|高橋憲助|高橋洋平|立花 諭|TOMIO|DRAGON76|ながみともみ|中村智則|永山愛樹 a.k.a KIM AESU [TURTLE ISLAND]|NO.8|NOA|knott|NOVOL|
HATAKE|feebee|PHIL|HORIKIKU | HORISEN|
MARJINAL[from JAKARTA]|MichinoriMaru|MIZPAM|YUTAKA OKADA|YOMA|YOHEI COCOLOQUE SAKAI|RYOONO|RINTO|LOOT ONE
「だるま」とは?
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室町時代に日本に伝わった仏教禅宗では達磨大師という僧侶を重要視し、「祖師」の言葉は達磨を表すこともあるほどである。 禅宗寺院では達磨大師を描いた掛け軸や札をいわゆる仏像のような役割で用いることが行われるが、 この達磨大師には壁に向かって九年の座禅を行ったことによって手足が腐ってしまったという伝説がある。 ここから、手足のない形状で置物が作られるようになった。
だるまとは別に、各地の郷土玩具に「起き上がり小法師」というものがある。 これは底を丸くして重心が低く作られていることによって、倒しても起き上がる置物である。球体に近く腕もなく足もない形状であるため、 これに顔を描いたものは次第にだるまとも混同されるようになった。 江戸時代に中国から長崎の黄檗宗の寺院に持ち込まれた起き上がり小法師は、インドで僧侶の衣服の色として用いられた黄色であったと伝えられている。
日本ではだるまは赤色を基調とした塗装が行われる。 火や血の色である赤は古来から魔除けの効果があると信じられていた。 縄文時代には当時の魔法の器具ともいえる一大発明であった土器を作り出す火や命の糧である動物の血に力を感じていたことは想定できるし、 古墳では石室に水銀朱がまかれて貴人の亡骸の腐敗を防ぐ役割を期待された。 平安時代には貴人の住居や神社の鳥居も腐食を防ぐ赤である丹で塗られた。 お祝い事の席には衣服にしろ食べ物にしろ赤が欠かせぬものであり、さまざまな病や災いは赤色を持って防げると考えられてきた。 江戸時代以降に日本で描かれた達磨大師の絵なども赤い衣で描かれている。縁起物として、紅白となるよう白いだるまを作ることも行われてきた。 昭和以降になると、赤白色以外にも、黄色、緑色、金色等の色を基調とした色とりどりのだるまも製造されるようになった。