【PROFILE】
兵庫県神戸市生。
1986年から2010年までニューヨークを拠点に作品を発表。
現在は神奈川県で制作活動を続け、国内外で作品を発表している。
近年は、自己の意思や作為によるコントロールを離れた制作スタイルにシフトし、廃材などそ素材とした立体作品、写真、ペインティング、ドローイング作品などを制作。
道で無造作に転がっている物、海に流れ着いている物、空の雲や光、 これらの自然に出来た物事に偶然出くわす時、構図や色や物の形が偶然にしては美しく完璧で、 面白すぎてつい写真に収めてしまう。
自分の思考を止めた時それは自分からというよりは向こうから勝手にやって来て これらの景色や物や出来事がひとつのきっかけになり制作が始まる。
思考を介さず、この瞬間に集中する事で絵の画面や立体に起こる出来事はそれらの物や出来事にリンクしてつながっていく。
パズルのように偶然組み合わさっていく事によって見たことのない新しい景色が現れてくる。
高校生の時に欲しかったJay AdamsのZ-Flexのスケートボードデッキ、多分76年頃だと思うけど、
黄色で友達が乗ってた。2009年くらいに復刻版が出たんだけど速攻でsold outで買えなかった。
そのデッキの黄色がずっと頭のどこかに残っていて、実際自分が作る立体作品にもよく使う色なんだけど、今回参加させてもらう事になった時、瞬時に黄色の作品を作りたくなった。
僕の作った作品は使っていたスケーターの残像すら残らないほど素材で覆い隠してしまってるけど、その人のスピリットはちゃんと中に残っていて、新しい形で呼吸してくれていると思う。
Testu Takeda
【近年の展覧会】
2022 "Time Travelin" Space 8510, Tokyo Japan
2022 "New Landspace" Gallery Pictor, Kanakura Japan
2023 9th Bi-City Biennale of Urabanism/Architecture "Been Here and Gone" Shenzhen, China
2023"The Great GIg On The Beach" Mizusai gallery, Tokyo Japan
2023 "In the moment" 57W58Arts, New York,NY
2024 "Tracing Nature" Gallery Shell 102, Tokyo Japan